祖父の故長太郎が我が国におけるラシャ切鋏の始祖吉田弥十郎氏に師事して修得し
た技術を、亡き父正次郎が継承ました。
昭和43年、先代・正次郎に師事し、平成元年、名跡を継ぎ五代目になりました。
全て手で作る昔ながらの総火造りの打刃物鍛冶であり、一本の鋼材をハンマーでた
たいて伸ばし、あるいは切断して、いくつもの工程を経て鋏を作る、『総火造り』という昔から伝承されるその技法は、千葉県指定の伝統工芸品にも認定されています。
総火造りとは、型を使用せずに熱した鉄を叩いて形作る伝統製法とのこと。古来日
本刀の製造に用いられ、日本刀の製造 技術と軌を一にするものです。
当店の商品は鋭い切れ味はもちろん、その切れ味が長く持つこと、和包丁は、
手入れが面倒かと思いがちですが、鍛え上げた打刃物は強いので
何十年も使えます。是非、最高の切れ味の一品をお試しください。